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「脳ケアゼミ」オンラインセミナー
関啓子先生による「右半球症状②プロソディー(韻律)とMIT」の動画と資料です。
概要:三鷹高次脳機能障害研究所所長で、臨床歴40年の言語聴覚士・医学博士の関啓子先生。
また神戸大学医学部に在職中(専門は高次脳機能障害学)、単身赴任先の神戸市内で心原性脳塞栓症(不整脈性の心疾患が原因の脳卒中)に起因する発話の障害と左片麻痺を発症して13年になる当事者でもあります。
発症前の約30年間、失語症および半側空間無視(USN)に関する臨床・研究・教育を実践し、2020年にはReジョブ大阪の仲間とともに「失語症の日」を記念日登録しました。さらに、日本メロディックイントネーションセラピー(MIT)協会会長として、私が1983年に開発したブローカ失語症者の非流暢性発話改善技法Melodic Intonation Therapy日本語版(MIT-J)のオンラインセミナーを運営しています。
Wikipedia 関啓子(言語聴覚士)を検索していただくと詳しく紹介されています。
私は、高次脳機能障害について大学で教えていたくらいですから、発症時から自分の症状を客観的に観察分析し、自分なりに解釈してきました。そして、入院先の病院や退院後のリハビリ場面で、自分以外の患者さんの様子を見てきた経験から、高次脳機能障害を理解するためには、「知識・病識・意識」が非常に重要と実感しています。
皆さんは同じ脳損傷後遺症でも、左片麻痺者(≒右大脳半球損傷)の方が右片麻痺者(≒左大脳半球損傷)よりなんだか不思議で捉えどころがない印象が強いな、と思われませんか? それは一つには、左右半球の脳機能の違いによって説明できると思います。本セミナーでは、私が負った右半球損傷後遺症としての不思議な高次脳機能障害の症状(右半球症状)について、私なりの解説を加え、時には私の興味深い当事者エピソードなども盛り込んで進めるつもりです。単なる教科書的レクチャーではない、当事者の内側から湧き上がる専門的観点からのお話しもどうぞお楽しみに!
全3回のテーマ
第1回 半側空間無視(USN)
第2回 プロソディー(韻律)とMIT(Melodic Intonation Therapy)
第3回 談話の障害
こちらでは、第2回のセミナーに対応しています。
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